旬(ぷりぷり関さば)
大分市関(旧佐賀関町)沖の豊予海峡で一本釣りされ,佐賀関漁港で水揚げされる「関さば」。ブランド魚として全国にその名をとどろかす。12月から3月末までが水揚げの最盛期だ。
「速吸の瀬戸」と呼ばれる急流でもまれるため身が引き締まっている。「活き腐れ」といわれるほどサバは傷みが早いが、関さばは、運動量が多いため脂肪分が少なく鮮度が落ちにくい。刺身で食べられるのが大きな魅力だ。 活き作りを一切れ。さばと思えない予想以上の歯ごたえに驚いた。かむほどに、ほのかな甘みとさっぱりしたうまみが口の中に広がった。1キロ4500円〜5000円で取引され、福岡、東京を中心に全国に出荷されている。【大島祥平】毎日新聞より転載