死ねと言われているようで無念

所得の高い70歳以上の高齢者者の医療費2割から3割に引き上げる。普通の所得の70歳から74歳の人は1割か2割へ。70歳以上の長期入院者の諸費用は自己負担に。ひどいのは75歳以上の「高齢者医療制度」の新設である。保険料は介護保険料に加えて乏しい年金から天引きする。
70,80歳といえば、戦場にかり出されて九死に一生を得た人が多い。戦後復興に骨身をけずった功労者でもある。私も軍服を着せられて青春を奪われた一人であるが、老人は早く死ねといわれているようで悔しい。
今年の所得税確定申告から50万円の老齢者控除もなくなり来年から定率減税も消えて実質大増税である。医療費抑制のために現世代と公平にというが、老人に病気はつきもので医療費は増えるばかりである。老人をいじめなくても財源はいくらでもある。大型公共事業、大企業の優遇、政党助成金、膨大な軍事費などを減らせばよい。南 浩(83歳)毎日新聞より転載




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